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デイリーニュースへの教材ルート

デイリーニュースを受けたくても手も足も出ないと思っているネイティブキャンプ受講者が取るべき最適教材コースとその学習方法を説明します。

2ヶ月前にデイリーニュースを使ったやさしい学び方についてまとめた。これは、デイリーニュースの通常レッスンでは手が出ない人向けのダウングレード方法だ。

最近、デイリーニュースのクラス受講を目的にレッスンを受けている人がおり、教材選択に迷っていることを知った。そこで今回はネイティブキャンプの教材を使ってデイリーニュースのレッスンに必要な技能を身につける方法についてまとめた。

ネイティブキャンプの教材を学習順に紹介する。

1. 文法教材

「いやいや、文法教材だけではデイリーニュースに太刀打ちできないので質問しているのだが」という意見は理解します。

文法教材の初級以上は、教材の最後に Free Conversation が設定されていて、各課で習った文法表現を使って自分の考えを自由に表現する課題が設定されています。このセクションはその前の練習問題に手間取ったり、レビューを優先するために省略する場合もあります。またフリートーク に代える講師もいます。残念ながらこのセクションはあまり有効活用されていないようです。

知っている文法項目を一つ一つ駆使して、自分の言いたいことを行ってみるのは大切な基礎練習です。カランやサイドバイサイド、新設のNational Geographic Reading Explorer など教材を除けば、ネイティブキャンプ の教材の中で文法知識とフリートークを直結する唯一の教材です。

文法教材の中の Free Conversationは、まず最初に手がける教材です。時間がなくて省略された場合は、次のレッスンでやっておきましょう。

2. スピーキング教材

この教材は、英語の質疑応答の典型的な表現を学ぶ教材です。ディスカッションの仕方と基本表現が学べます。すでに学んだ知識をディスカッションのタイプ別にまとめるはことができます。

レベルとしては文法教材中級以上です。

ただし、この教材は講師によって使い方が違い、まず生徒に発言させた上で、フィードバックを返してくれる講師を選ぶことを勧めます。模範解答にしきりに誘導したり、模範解答を暗記することを求めたりする講師は避けましょう。もし講師選択に迷うようでしたら、オフィス勤務の講師を選ぶのが無難です。

可能であれば毎日1レッスンは受けておきたいです。

3. 5分間ディスカッション

この教材は、一般的なテーマについて質疑応答のかんたんな練習をする教材です。日常英会話コースの一部を構成していて、文法教材中級32終了後導入しています。

したがって、レベルは文法教材中級32以降と考えて良いでしょう。スピーキングと並行して学習しても構いません。

同じトピックは何度も繰り返してレッスンを受けると役立ちます。自分は最低3回はやりました。常に同じ質問とは限らず、また同じ質問が来てもレッスンによって自分の立場を変えると、良い練習ができます。

5分間ディスカッションも講師によって差があります。最初は 5分間ディスカッションの基本フロー、1レッスンで2トピック扱い、それぞれのトピックの後に文法、語彙、語法、表現についてフィードバックしてくれる講師を勧めます。私の場合、1レッスン1トピックを取り扱って、質問を広げるタイプの講師に多く会いました。オフィス勤務の講師も全て1トピックス派でした。

この違いについてお気に入りの講師に聞いてみたところ、生徒のレベルに合わせて変えているとのこと。上達した生徒には一つのテーマで話を広げるとのことでした。

フィードバックをくれる講師が必須条件です。できればレッスン中にフィードバックする先生が復習しやすいです。講師によってはチャットボックスにレビューを残す人や、メッセージに残す人がいます。

言いっぱなしになるレッスンは、身にならないです。

受講頻度は毎日1レッスン以上です。あるいは毎日2トピック以上です。 一人か二人の固定した講師とその時々にレッスン可能な講師を組み合わせると毎日継続してレッスンができます。

4. デイリーニュースに踏み出すタイミング

文法教材中級に入ったら、デイリーニュース の記事のうち興味のあるものだけを読んでおきます。これは前にあげた教材と並行して行います。また、日本語で毎日ニュースを聞いておくのは言うまでもないです。

スピーキング教材1が終わった段階、あるいは5分間トピックスのテーマを20位こなしたところくらいが最初の挑戦として良い時期だと思います。

それまでに5分間ディスカッションやスピーキングを何度も教えてくれた講師を選ぶのが最適です。

それから先の学び方は、デイリーニュースを使ったやさしい学び方で説明しています。

(番外編) デイリーニュースの全文訳がどうしても必要な人

事情があり、デイリーニュースの記事の翻訳を目指している方はNHKニュースで英語術がおすすめです。英文と和文の全文が掲載されています。デイリーニュースと同じテーマの記事は読み比べておくと、和訳表現の技術を学べるでしょう。また、デイリーニュースの代わりのこちらの英文記事をレッスンに使うこともできますね。