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やさしいデイリーニュースの学び方

デイリーニュース の使い方を以前記録した。これは自分のレベルにあわせたカスタマイズを説明したものだ。

reallydallyer.hatenablog.com

ネイティブキャンプのデイリーニュースは、昨年まではNHKVOAの素材を編集していたが、独自制作の記事なって難易度が上がった。そこで、いままでデイリーニュース を使っていて、手が届かなくなった人向けのデイリーニュースの学び方を紹介しようと思う。

外部のデイリーニュースを使う

一番手っ取り早いのは外部教材を使うことだ。たとえば、DMM英会話Breaking News Englishなら、NCのネイティブキャンプのデイリーニュースよりも易しく書かれた記事が見つかる。

問題は、生徒側に外部教材を使うことを説得するだけの英語力があるかだ。特に新人講師の場合は、混乱し、拒絶反応を示すことがある。他社で教授経験があり、これらの教材を使ったことがある先生とはうまくいくが、そうでない先生とはちょっと面倒かなとは思う。

ネイティブキャンプ 教材のフローをカスタマイズする。

そこで考えるのが、ネイティブキャンプ のデイリーニュース 教材を使いつつ自分のレベルに合わせてカスタマイズする方法だ。 当然、普通の学び方では難しいので、レッスン時間は足りない。大切な課題だけを選択することになる。 それでも、自社教材を使って、教授書の一部のフローを使うので、バッジを持っているほとんどの教師は対応できるはずだ。

レッスンの最初に、どのパートだけやりたいか先生に伝えよう。

1. ディスカッション

この教材で、一番大切な課題はディスカッションだ。そして、その質問は初級レベルでもわかるようなやさしい表現で書かれている。仮に本文の記事を読まなくても答えられるような、一般的な質問も含まれている。

だから、この質問だけに取り組むと言う方法が最低限の方法。もしかしたらこれだけで25分使ってしまうかもしれない。

質問はある意見の賛否を問うものだ。両方の立場に立って答えることができるので、最低2回は同じ教材でレッスンできる。

2. 本文読解

次に、内容理解の質問を読んで、記事を読む。これは、レッスン前の予習として取り組む。 やはり質問は簡単な表現で書かれている。その質問を手掛かりに、本文を読んでみる。わかるところだけに集中し、内容を理解する。この内容をもとに、ディスカッションの答えを組み立てれられれば良い。

3. 音読

これは、デイリーニュース を使って発音やリスニングを学びたいためのオプション。 まず、予習として教材の一番下にあるオーディをファイルを聞いて、発音を確認しておく。聞き取れない音、自信のない発音を見つけておく。 そして、レッスンで音読をして見て、先生に発音をチェックしてもらう。

音読とディスカッションで25分使い切ってしまうと思う。

4. 語彙

デイリーニュースを使って語彙を広げたい場合の使い方。

Words and Phrases を独習する。本文中の未知の単語を調べる。これは、すべての単語を調べると言うのではなく、自分が興味があり、時間的に余裕のある範囲で収める。

更に余裕があれば、例文を作って先生にチェックしてもらう。文章として書くか、口頭で話してみるかは個人の好みによる。

25分の使い方

デイリーニュースの本文を完全に理解できなくても、自分のレベルに学ぶ方法はいくらでもある。ただ、25分の制約があり、ディスカッションとあともう一つ音読か語彙の課題を選ぶだけになるだろう。時間が足りなくてできなかった課題は同じ教材を再度とってこなせば良い。反対に残り時間があれば、テーマに関係したフリートークもできる。

注意点

デイリーニュースにはNC作成の指導書があり、一部の講師はそのとおりにレッスンすることしか受け付けないことがある。

ただ、この教材自体は色々な学び方ができる自由度の高い教材なので、ぜひお気に入りの先生と楽しく学んで見ては。